中小企業退職金共済で、スタッフに退職金を準備する

突然ですが、中小企業退職金共済ってご存知でしょうか。
すいません。私は会社設立して6年目になるのですが、
恥ずかしながら、この前まで知りませんでした。。
(だって、だれも教えてくれないんだもん。。。)

中小企業退職金共済とは

中小企業退職金共済制度(以下、中退共制度)は、独力では退職金制度を設けることが難しい中小企業について、事業主の相互共済の仕組みと国の援助によって退職金制度を設け、中小企業で働く方々の福祉の増進を図り、中小企業の振興に寄与することを目的としています。

中小企業で、退職金を独力で設けてるところなんて、一体何社あるんでしょうか汗。
この制度では、従業員ごとに対して5,000円~30,000円の16段階の月額を設定し、
該当の従業員が退職時に、その月額に対して退職金が支払われる制度とのことです。

中小企業退職金共済のメリット

中小企業退職金共済であれば、該当従業員が24か月間勤務すれば、掛け金を上回る退職金を用意することが出来ます。
また、掛金は全額損金処理することが出来るので、税制上のメリットもあります。

事業者目線でいいますと、従業員の基本給を上げることには、
どうしても躊躇してしまう一面がありますが、
中小企業退職金共済では、従業員側の税負担がない上、
退職金としてお金を受け取れば、毎月の給与所得よりも税負担が軽くなるということで、
中小企業退職金共済を利用し、各スタッフに掛金を積み立てていくことで、
従業員への還元をしていくことが出来るのではないかなと思いました。

また、請求に関しても、弊社を通さず、従業員と中小企業退職金共済の間でやりとりを行うため、
退職に際して問題が発生するケースもなさそうです。

中小企業退職金共済のデメリット

中小企業退職金共済デメリットとしては

・一度取り決めした掛金は減額できない
・支払い済みの掛金はどんなことがあっても事業者が取り戻すことは出来ない
・24か月以内に辞められると掛金を下回る

といったことがあるようですが、まずは小額から始めていくことで、
日々頑張っていただいているスタッフに、事業の利益を還元していくことが出来そうです。

知れば知るほど、「なんで今までやらなかったのか。。」という気分になります。。

制度を知らないことで、損していることって多いですよね。。
先輩経営者から色々な話を聞いて、積極的に取り入れていきたいです。

では。

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この記事を書いた人

mako110

原宿でWEBディレクターをやっています。
WEB業界に携わって約15年。独立して7年目です。
自分らしく、働きやすく、周りの人の役に立つ。
そんな仕事をゆるゆるとやっています。