「デザイン」と「クリエイティブ」は明確に違う

昔ある優秀なデザイナーさんに、

「クリエイティブとは0から1を生み出す作業だけど、デザインは10ある情報を整理して、本当に必要な1だけを残す作業なんだよ」

と言われたことがありまして、なんだかこの言葉がとても気に入って、それから大切にしています。

デザインというと、何かを作ったり生み出したりしている印象を持つ人も多いかもしれませんが、「design」とは「sign(印・標識・サイン)」に「de(打消し)」がついているので、どちらかというと削ったり、消したりしていく意味合いが強いのです。

なので、「デザインする」には、そもそも与えられた情報があり、それをいかに分かりやすく伝えるために、不必要な要素を削っていくかが重要になります。

そう考えると「とりあえずデザインする」という言葉自体がそもそも意味として成立していないことが分かりますね。

反対に、クリエイティブは「create(創造する)」なので、何もない状態から何かを生み出すことになります。いわゆる、0から1にする作業ですね。そう考えると、デザインとクリエイティブはそもそもの出発点が違うことが分かります。

デザインとクリエイティブの違いを明確に理解することは、デザイナーやクリエイターと仕事をする上で非常に重要なことです。
デザイナーに十分な情報を与えず「とりあえず適当にデザインしといて」というのは、1を削って0にするといったことになりかねないので、お勧めしません。

それでは。

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この記事を書いた人

mako110

原宿でWEBディレクターをやっています。
WEB業界に携わって約15年。独立して7年目です。
自分らしく、働きやすく、周りの人の役に立つ。
そんな仕事をゆるゆるとやっています。