飲食店・美容室・整体院など、地域性のあるC向けビジネスにおいて、
一部では「ホームページより効果がある」と言われているグーグルマイビジネスですが、
狙ったワードで上位表示するのは、なかなか難しいのが現状ですね。
現在の日本のローカルSEO施策については
・検索された端末の位置からの距離
・口コミの数
・グーグルマイビジネス上の登録情報
・WEB上にどれだけ情報があるか
上記の順に大切と言われています(所説あり)。
しかし、グーグルマイビジネス自体が新しいサービスで、
グーグル自体も試行錯誤と改善を繰り返していますので、
常に情報をアップデートしておかないと、いつの間にか
競合から取り残されてしまいます。
そんな中、アメリカのシアトルで7月に行われたMoz主催のカンファレンス「MozCon2019」にて
ローカルSEOのソリューションを提供する会社の代表である
ダレン・ショウ(Darren Shaw)氏が発表した実証実感が話題になっています。
ショウ氏は
・実証実験をお願いできるアカウントを発掘(注文住宅の建築業者)
・実際にグーグルマイビジネスを作成
・運用
を行い、各施策に対しての検索順位の変動をチェックすることで、
度の施策に効果があったかの見解を発表しています。
詳細は上記リンクに任せるとして。。
個人的に気になったのは
・サイテーション施策は、サイテーションページ自身がインデックスされることが前提
・ホームページの充実はローカルSEO(MEO)に影響がある
あたりですかね。
サイテーション施策は、サイテーションページ自身がインデックスされることが前提
サイテーションというのは、日本語に訳すと「引用」とか「言及」という意味で、
SEOやMEOとしての考えは「リンクはないけど、そのお店などについて紹介されている状態」のことを指します。
美容室などでいえば「ホットペッパービューティ」に情報が乗っているとか
飲食店でいえば「食べログ」に紹介されているとか、そういう状態のことですね。
検索エンジン上で、多くの情報が掲載されているというのは、
そのまま店舗の信頼性にもつながりますので、そういった店舗を
ローカルSEOとしても上位に持ってこようとするのは、自然な流れだと思います。
ホームページの充実はローカルSEO(MEO)に影響がある
サイテーション施策と同じ理由で、ホームページを充実させることで、
ローカルSEOに良い影響を与えることが確認されて様です。
WEB上での情報を充実させるという意味で、ホームページほど有効な手段はまだありません。
最近は「グーグルマイビジネスがあるからホームページはいらないよ」
という事業者さんもいるようですが、そういう人にはこの話をしてあげればよいと思います。
・・・
全体を総括すると、ローカルSEOも、基本的にはSEOと同じ思想で進んでいくと思いますので、
小手先のテクニックを追いかけるのではなく、ユーザーファーストの運営を行っていくことが
結果的に検索エンジン上でも強いアカウントになるということが改めて実証されたのかなと思います。
では。