昨日のビジネススクールでは、自社の「長期経営計画」について発表しました。
長期経営計画は、大体10年後くらいの会社のあるべき姿を描きます。こんな事業をしていて、このくらいの人数と組織で、このくらいの売上で。。なんて言うことをまとめていきます。
でも、ただの願望や、絵に描いた餅ではダメで、その時の自社の経営環境や、社会の移り変わりをある程度想像しながら、自社の強みを最大限に活かせるように長期経営計画を作り込んでいきます。
その際にはSWOT分析、VRIO分析、ファイブフォースモデル、PEST分析、3C分析など、自社の資源、強みの整理や、外部環境の今後についての予測を元に、シナリオを作っていく必要があります。
その上で、BSC(バランススコアカード)にまとめ、細かなto doまで落とし込むことが出来れば最高です。
なぜ長期経営計画が必要か
日々の業務に追われていると、中々長期のビジョンを考えることは難しいですよね。
しかし永続的な企業の発展を考えるのであれば、長期経営計画は必要不可欠です。
例えば、ウェブ制作の場合、かつて存在したガラケー用のホームページ制作サービスや、FLASHを使ったアニメーションコンテンツなどは、今や全く市場がなくなってしまった技術になりますが、長期的な視点でウェブの今後を考えて事業の方向性を調整し続けていなかった企業は、こういった技術とともに廃れていくことになります。
自転車や自動車を運転する時に、目線を安定させるには遠くを見る必要があるように、企業経営においても、長期の視点を持つことは非常に大切です。
長期経営計画は夢を描くべき
自分の長期経営計画ですが、発表後「職人的すぎる」と指摘を受けました。もともとフリーランスから始まったこともあり、足元を見た経営にとらわれ過ぎてしまい、10年後の長期経営計画にもかかわらず、現実的な、面白みのない事業計画となってしまっていた事に気づかされました。
長期経営計画とは、スタッフやお客様、その他ステークホルダーに対して、ワクワクさせるようなものでなければいけません。それでいて「頑張れば実現できるかも」「絶対たどり着いてみたい」というやる気を与えてくれるものである必要があります。
まだまだショボショボの経営者ですね。。日々精進です。。
ではまた。