新型コロナウィルス。
感染者の拡大による健康問題だけでなく、
すでに経済的な影響も大きくなってきていますね。
弊社も先々週からテレワークを推奨することになっていますが、
いつまでこの状況が続くか、まったく予想が出来ません。。
何となく「終息宣言」が出されたらテレワークなどの対応も解除かなと思っていましたが、
ふと、そういえば終息宣言の条件ってどんなのだろうと気になったので調べてみました。
収束宣言ではなく、終息宣言
何となく「自体が収まる」という意味合いを想像するので、
てっきり収束宣言だと思っていましたが、
WHOが出す宣言は「終息宣言」だそうです。
NHKの放送用語でも、使い分けられているようです。
新型肺炎の「完全制圧」の場合には「終息」、(完全制圧ではないにしても)新型肺炎に関する(社会的)状況などがかなり落ち着いてきた場合には「収束」、ということになります。「宣言」する場合には一般に「完全制圧」でしょうから、「新型肺炎終息宣言」なのです。
「収束」・・・ある一定の状態に落ち着く
「終息」・・・「完全に終わる」という意味
ということなんですね。よくわかりました。
これで、漢字のテストで出題されても正解できますね。
終息宣言の条件について
では、終息宣言はどのような状態になったときにされるのでしょうか。
明確な定義については、ちょっと調べることが出来ませんでしたが
WHOによると、台湾での最後の感染者が6月15日に隔離されて以降、潜伏期間の2倍にあたる20日間を経過したが、新たな感染者がないため、「人から人への感染が断たれた」と判断した。
エボラ出血熱の患者が2回目の検査で陰性と確認された日(ウイルスの潜伏期間21日間の2倍)から、42日目を迎えたことが発表されました。
上記を踏まえると、恐らく
「潜伏期間の2倍の期間、新たな感染者がいない状態」
ということなのかなと思います。
コロナウィルスの潜伏期間は、上記の東京都感染症情報センターのページによると
最大14日ということなので、潜伏期間の2倍である28日間、
新たな感染者がいない状態となると、終息宣言が出されるのかなと思います。
そう考えると、終息宣言がなされるのは、
どんなに早くても今から約1か月先ということになりますね。。
つまり、テレワークなどの現状の対策を解除するタイミングを
終息宣言に合わせるとなると、少なくとも3月中は現状の状態が続くことになります。
しかし、現実的にあと1か月現在の状況を続けるのは難しいので、
どこかのタイミングで、時差出勤などの状況にすることも検討しなくてはいけなくなりそうです。
有事の時こそ、正しい情報に基づいた冷静な判断を心がけたいです。
それでは。